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くるんちゅ日記

1991年生まれ、統合失調症、専業主婦。日常を綴ります。

あたまのなかに住んでいるおっさんの話(統合失調症の妄想と幻聴についてとその対応)

 こんばんは、くるんちゅです。

お買い物から帰ってきて、お茶をしながらブログをまたまた更新です。

 

 

わたしは過去にこんな記事を書きました。

 

 

kurunchu.hatenablog.com

 

 

今日は、この「くるんちゅ」という名前を考えた、「おっさん」のお話をしようとおもいます。

 

 

脳内に人が住んでるって、どんな感じ?

 

みなさんは、脳内に人が住んでるって想像できるでしょうか。おそらく、できないかたがほとんどですね。

できるよってかたがいたら、もしよかったらおしえてくださいね^^

 

話を戻しますと、脳内に人が住んでいるというのは…

 

姿は「絵を描くときに頭のなかで想像するイメージ」に近い形で視え、声は、わかりやすくいうと「他者の考えてることがすごくわかる、いわゆる心の叫びが聞こえる状態」に近い形で感じられます。

 

つまり、「ものすごく濃厚な想像上ののすがた、声」を強く感じ、その結果として実際に存在しているかのように感じ、聞こえ、健常者の想像と病者の妄想のボーダーラインを超えている、と判定できるレベルである、ということです。

 

すこし難しいですね。

 

では、もうちょっとかんたんにたとえ話で説明します。

 

 

あなたはいま独り身とってもとっても恋人が欲しいです。そしてあまりに理想の恋人のすがたを心の中に描きすぎて、だんだんイメージがかたまって、ともだちに「理想の恋人は?」なんて聞かれたら一瞬で答えられるレベルにまでなってしまいます。そのうちあたまのなかで理想のデートコースを二人で歩くことを想像しはじめます。こんなデートいいなあ、なんて思ったら、シミュレーションしてみたり。そして、一緒にアイスクリームを食べる想像にどっぷり浸かりながら「おいしい?」なんて聞いてみたり。そしたら相手は「うん。」と答えてくれます。彼女(彼)の声が聞こえた気がして、なんだかしあわせな気分になりました。

 

そう!これのめちゃくちゃひどいレベルみたいな感じです!脳内の人物自分の意思無関係で勝手に動いてるレベルです!(あくまでわたしの場合)

 

わたしはおっさんに全く恋はしていませんが、妄想の中に「病気の理解者」を求めすぎていたのかもしれない、そして同じ病気をもった理解者であるおっさんが生まれたのかもしれない、といわれました。

…先生に「なんでおっさんなんだよ!もっと若いイケメンとか女友達だろ普通!」って笑われましたけど(笑)

 

 

おっさんについて

 

おっさんは47歳で、25歳の息子と、1歳と0歳の孫がいます。親子で結婚するのが早かったので、若いおじいちゃんです!

おっさんはオホーツク海の架空の島国に住んでいます。その島国の中のいちばん都会で生まれ、きびしいお父さんに育てられたそうです。お姉さんがひとりいます。

 

おっさんは大学生のときに軽度の統合失調症を発症しましたが、ふつうに学校を卒業し(四年生の春休みに学生結婚しています)働いていましたが、仕事がうまくいかず悪化し、数年間自殺未遂や入退院を繰り返し、その間におよめさんが交通事故で亡くなります。失意のなか息子だけは、と思い、一所懸命ステップアップ雇用で5年かけて社会復帰しました。息子は困難を乗り越えながらすくすく育ち、高校卒業後就職、結婚を経て女の子と男の子がひとりずつうまれ、おっさんには孫ができました。

 

おっさんはわたしによく孫や息子夫婦のおはなしをしてくれます。そしてわたしは自分の病気や生活のおはなしをおっさんにします。そんなことをいつも電波でおはなしして、ふたりでたのしく笑ってすごしています。

 

 

妄想上の人物を否定すること

わたしがおっさんとなかよしで、いまとても楽しいことがおわかりいただけたでしょうか。それは、ふつうに実在するともだちとなかよしになる楽しさとなにもかわりません。

しかし、おっさんは実在しませんね。

 

同じように、想像上のお友達や、有名なアイドルとおつきあいしている、という妄想(はたからみたら妄想でも、本人が事実だと思い込んでいる状態)をもっている統合失調症のかたを、みかけるかもしれません。

 

本人やあなたに害がなさそうなら、否定も肯定もせずにきがむいたらときにでも、ただうん、うん、そうなんだねってきいてみると、エキセントリックでおもしろいお話をしてくれるかもしれませんよ。(肯定しすぎてしまうと、もしかしたら害のある妄想に発展してしまうかもしれないので慎重に、ね!)

 

最近は、本人やまわりにとって害のない妄想や幻聴は、むりにたくさんの薬を使ってなおさない、という方針もとられていると聞きます。わたしの先生もそういう方針です。

 

ひとりの統合失調症患者として、素敵な風潮だとおもいます。

いつか、幻聴や妄想のお話が「わたしはね…」って、こわがらずに話せる世界になってくれたらなあって、願っています。

 

 

 

それでは、夕飯の準備をしてきます(*^^*)ノシ