【ジャンル雑多】わたしが創作活動をする上で影響を受けた作品を紹介します。
こんにちは、くるんちゅです。
今日は、わたしが絵や文章を書く上で参考にしたり、影響を受けた作品を解説や感想とともに紹介して行きます。
興味がある方は、覗いていってください^^
では、どうぞ。
途中アマゾンのリンクが貼ってありますが、クリックしてしまうとわたしが喜んでしまいますのでご注意ください。
スピッツの音楽たち
初めて聴いたスピッツの音楽は「春の歌」か「遥か」だったでしょうか。小学生の頃だったと思います。
あまりの音の美しさ、強烈なのに尖りすぎない個性に一瞬で虜になりました。
それから15年ほど、スピッツの曲を聴き漁りました。
そして、聴けば聴くほど、難解で想像力を掻き立てる繊細で妖艶な歌詞にもう完全にやられてしまいましたね。
わたしが特にお気に入りのアルバムを紹介します。
解説付きです。
全ての曲の完成度が高い名盤ですが、特にわたしがお気に入りなのは2番目の「水色の街」、8番目の「海を見に行こう」でしょうか。
季節の空気を柔らかく孕んだ名曲です。
絵に季節の空気をぬりこめることを教えてくれました。
特にお気に入りなのは7番「ラズベリー」、11番「サンシャイン」です。
ラズベリーを聞いていると、キュートでおてんばで、お誘い上手(笑)な女の子を主人公にした漫画を描きたくなります。
サンシャインは、思い出の中の夏の昼下がり、気だるくてほんのりセピア色の空気を感じます。
雰囲気の違う2曲ですが、どちらも夏に聴きたいですね。
- アーティスト: スピッツ,草野正宗,石田小吉
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 2000/07/26
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (248件) を見る
7番の「8823」。
スピッツには比較的珍しい、魂を隠さない直球ロックで強い音に気を取られがちですが、詞もしびれます。
「クズと呼ばれても笑う」、「君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ」…
突き抜けるほどの才能を感じる言語センスです。
山田詠美の作品
詩的な、そしてあまりにも音楽的な文章を書く方です。
彼女の作品は過激な性描写が取りざたされることが多いですが、子供の淡い恋、大人になりかけた高校生たちの元気はつらつな、ときにちょっと怖いような作品も多数書いています。
はじめて読んだ作品は「ひよこの眼」でしたでしょうか。
恋をするにはあまりにも幼すぎる二人の夕方のデートのシーンで、わたしと彼がいちばん、せつないと思った。なんてこわれそうに純粋な恋でしょう。
高校生の小説も紹介します。
こちらは女子高生たちの背伸びした恋愛を描いたチャーミングな短編集です。
南の島の恋、三角関係、大人になっていく少女たち。
きらきら輝いた少女たちの日常をそのまま切り取りロマンティックな言葉で彩った最高にキュートな短編集です。
こちらの作品からは、きよらかな自然と一体化した命の幸福な空気を描写することを学びました。
生きることの痛み、よろこび、すべてがこの小説に詰まっています。
わたしにとっては宝箱のような作品です。
寺田克也「ラクガキング」
日本が誇る絵師、寺田克也氏のラクガキがひたすら1000ページぎっしり詰まった鬼のような本です(^^;)
ラクガキといっても神絵師なので、発想やデッサンや構図などとても参考になります。
ちょっとスチームパンクっぽい雰囲気が素敵です。
詩的なモノローグと退廃的で物悲しいストーリーが胸を締め付けます。
構図や人物の生々しい心理、背景の描写は圧巻です。
そこに高校生のふたりの不器用な恋がみごとに調和しながらもしっかり主役に添えられていて、その構成力も目を見張るものがあります。
絵からは、影を青くすることや彩度を落とすことなどを勉強し影響を受けました。
永山裕子氏の作品たち
永山裕子の透明水彩 Watercolor Masterpieces : Works of Yuko Nagayama
- 作者: 永山裕子
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2015/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
水彩画家の永山裕子先生の教本はいくつか持っています。
なかでもこちらの50のキーワードからは学ぶことが多いです。
美しい水彩画の中にことばたちが散りばめられた構成となっています。
教本ではこちらがおすすめです。
水彩教室 透明水彩なるほどレッスン―プロが教える水とにじみの生かし方 (新カルチャーシリーズ)
- 作者: 永山裕子,yuko nagayama
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
いわさきちひろ先生
こちらは技法書ですが、絵本の挿絵など多彩な活動をしておられました。
こどもを描きつづけ、若い頃に経験した戦争から命の大切さを見出し、いのちの輝きを見つめ続けた偉大な画家です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いかがでしたでしょうか。
本や音楽はわたしの心の栄養です。
私は今、もっと素敵な作品を生み出せるように栄養をためています。
十分休養したら、またパワーアップして帰ってきたいですね(^0^)!
それではまた(^^)ノ〜♩